e―エクササイズ®のご紹介

「eーエクササイズ®」を考案されたきっかけ

matsuura02

今年、運動支援に関わりだして10年目の節目を迎えました。その間、たくさんの対象者の方々と出会い、たくさん心に響く出来事がありました。
ある 高齢者施設での出来事です。膝や腰に障害があり運動したくてもできない方や、硬縮した体にうつろな表情、認知機能が低下し寝たきりで移動式のベッドで運動 に参加された方もおられます。当初は迷いながらの関わりの連続でした。対応に戸惑いながらも、音楽に合わせてリズムを刻む指先のかすかな反応を見つけた瞬 間、たまらない感動と幸せを感じました。「体が動かなくとも心は動く!心が動けば体の反応も引き出せる!身体的な反応が無くても目が輝き出す!そして笑顔 が!」認知機能や身体機能が低下しても、最後まで尊厳をもって生きていくために私が運動支援で関わる意味を考えさせられました。「体」と「こころ」を揺さ ぶりたい!その思いがメディカルフットネス「e―エクササイズ®」を考案したきっかけでした。

メディカルフットネス「e―エクササイズ®」とは?

メディカルフィットネス「e-エクササイズ®」は生活習 慣病罹患者、低体力者、高齢者の方々の「こころ」と「体」の健康つくりとQOL向上を目指して開発された運動です。運動生理学・機能解剖学を基盤にして動 きを構成しているので安全に身体を動かす事が出来るので、生活習慣病の予防と改善、身体機能改善に効果的な運動プログラムとなっています。
膝や腰が痛い方、車椅子の方も安全に楽しく運動を継続できますし、認知機能が低下している方でも楽しく効果的な運動ができます。

「e-エクササイズ®」導入現場の紹介

長崎市の三和中央病院では全病棟の入院患者様を対象に、センターOTと位置付け週一回の運動療法として毎週月曜日、定期的に取り入れて頂いています。認知病棟、精神障害病棟への定期的な支援現場もあります。
大村市内にある糖尿病治療を専門とする内科医院「ちくば・クリニック」ではメディカルチェックを受けた後に院内の運動施設でe―エクササイズ®を実施しています。その他、大村市内の病院でも運動療法として定期的に実施しています。
また、伊崎脳神経外科内科病院・デイケア・デイサービス・特別養護老人ホーム・長崎市介護予防事業・長崎市認知機能低下予防事業・公民館講座等でも取り入れて頂いています。

詳しい運動の内容

ダイナミック・ストレッチで全身の可動域を広げ、代謝を促した後に運動の3要素【有酸素運動・筋トレ・ストレッチ】を実施できるプログラム構成になっています。参加者みんなでコミュニケーションをとりながら座位で楽しく体を動かします。

ダイナミック・ストレッチとは・・・

ご自身の力で動的に少しずつ関節の可動域を広げるように動かします。ROM(関節の可動域)を広げる目的で行い、6大関節(足関節・膝関節・股関節・肩関節・肘関節・手関節)を中心に全身の可動性のある関節すべてを末梢からアプローチします。それに伴い普段は意識しづらいインナーマッスルに刺激を与える事ができ、一連の日常生活動作が楽に送れるように構成されています。

1. 有酸素運動(e-ビクス)

立位姿勢保持が難しく歩行が困難な方でもウォーキングと同じ3メッツ強度の有酸素運動が可能です。リズミカルな音楽に合わせて体も心も弾みます。

2. 筋力トレーニング(e-トレーニング)

筋収縮による糖代謝の促進やサルコペリア予防を目的に機能低下しやすい筋群を中心に(大腿四頭筋・腸腰筋・股関節外内転筋群・腹筋群等)筋トレをします。

3. ストレッチ運動(e-ストレッチ)

硬縮しやすい筋群やトレーニングした筋肉を中心に、ご自身のできる範囲でストレッチします。

運動の3要素以外で、特徴的なプログラムe-フィーリング

※認知症や精神症がい対応プログラムとして「こころ」を揺らす事で、残存機能や表情を引き出す「e-フィーリング」プログラムを位置づけています。

「e-フィーリング」プログラムとは

  • 支援者や集団との交流を通して自己の存在を再確認し日常生活や社会性への意欲につなげる事を願ったプログラムです。
  • 身体機能や認知機能が低下している方が、五感を刺激する事で季節感や心地よさを感じて頂くような働きかけをします。
  • 快の記憶、馴染みの歌や体験から発語を引き出し、生きる意欲につなげる事を願ったプログラムです。

生活習慣病罹患者、低体力者向けのプログラムという事ですが安全面は?

大学と病院の協力で、糖尿病2型・70歳代の男女数人の「e―エクササイズ®」運動中の代謝ガス検証データーを得る事が出来まし た。結果、【身体活動量の指標メッツ・運動中の心拍数・収縮期血圧・拡張期血圧・ダブルプロダクト】に対して安全で効果的な運動プログラムである事が実証 されています。

faq01

メディカル対応の運動プログラムでの難しさはありますか?

身体的に自立した方でも、生活習慣病罹患者や高齢者の方々は加齢や入院に伴い臓器や組織が脆弱化しています。筋力だけではなく筋量も低下し、血管の動脈硬化や骨密度の減少も予想されます。そこで、内在的な疾患や身体機能の低下に配慮した運動支援を心がけています。「eーエクササイズ®」では末梢の毛細血管に血流を促し全身の血管抵抗を徐々に下げながら同時に呼吸器へアプローチする事で、血圧や心肺への負担軽減に細心の配慮をしています。また緻密に運動強度を組み立てるプロセスを大事にしています。理論に裏打ちされたプログラムですが、お一人おひとりの存在価値を認め合いながら「ホスピタリティー」や「コミュニケ―ション」そして「楽しさ」を大切に運動支援させて頂いています。

松浦亜紀子の座ったままできる運動療法
メディカルフィットネス e-エクササイズ
株式会社 e-エクササイズ事務局
〒851-0405 長崎市為石町3629
TEL 080-1775-2823
【受付時間】10:00~17:00(土日祝日除く)

ページ上部へ戻る