理論

e-エクササイズ®は、人が人として尊厳をもって生きて行くための機能の維持と向上を目指し心身両面から支援を続ける事で、認知機能の向上や健康的な長寿を願って開発された運動プログラムです。
QOLの維持と向上に必要不可欠な「有酸素運動」「レジスタンストレーニング」「ストレッチ運動(2種類:ダイナミックストレッチ・スタティックストレッチ)」を一連のプログラムの中にバランスよく取り入れ、包括的に身体機能を高めることを目指した3Mets強度の運動プログラムです。
日本は超高齢社会に入りました。それに伴い、内科疾患、膝や腰など複数箇所の障害や痛みと共存した認知高齢者はますます増えることが予想されます。それゆえ、効果とともに安心で安全な運動プログラムであることは必須です。

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運動強度についての特徴

最大運動強度は3METs(安静時の3倍)!!
ウォーキングの強度が3METsです。安全に効果が期待できるように、e-エクササイズの最大運動強度も3METsに設定されています。
大小2つのカーブ!二峰性でより安全!!
「e-ダイナッミクROM」で緩やかな小さいカーブ・・・最大2METs
「e-ビクス」で緩やかな大きいカーブ・・・最大3METs
それぞれにピークがあります。通常の運動強度は一つの山が緩やかに推移するようにプログラムしますがe-エクササイズは身体がより安全に運動に順応できるように、二峰性を描くプログラム構成で安全面を強化しています。
プログラム(60分間) 約113kcal!!
エネルギー消費量で考えると1プログラム(60分間)で体重1㎏あたり1.1 kcal
60㎏の人であれば約113kcalのエネルギー消費量にあたります。

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心拍数について

ニコニコペースで安心!

プログラム全体を通して大きな変動がなくなだらかに推移しています。笑顔で会話しながら運動が続けられるニコニコペースを目安にしています。
最高120拍/分で,50%HRreservenに相当します。

血圧について

血管に負担をかけずに、全身の血液循環はさかん!

運動中の血圧変動は様々なリスクを回避する上で,重要なパラメーターです。拡張期血圧の急激な上昇や変動は脳・心臓・血管系へのリスクが高くなります。「e-エクササイズ」は呼吸循環器系において安全であるとともに、効果が期待できる事が示唆されています。

最低血圧(拡張期血圧)につて

プログラム全体を通して急激な上昇は認められず80を中心に緩やかに増減しています。末梢血管への負担と循環器系への負担は少ないと考えられます。

最高血圧(収縮期血圧)につて

e-ダイナッミクROMの中盤と、e-ビクスでメインからダウンにかけて上昇し全身を使った有酸素運動によって血液の循環が盛んになっていることが分かります。呼吸循環器系において安全であるとともに効果が期待できる事が示唆されています。

DP(ダブル・プロダクト)について

※DP(ダブル・プロダクト)心筋酸素摂取量を示す指標

心臓に対しても大きな負担をかけないプログラム!

DP(ダブルプロダクト)とは、心臓の仕事量を表すと考えられています。【収縮期血圧×心拍数】で求めることが出来ます。循環器系への負担を考えるときに血圧以外にDPの変動はとても大切です。安静時で6000~10000、ジョギングで安静時の3倍、無酸素運動で安静時の6倍以上になります。20000以上で「きつい」と感じる程度です。20000以下の強度を保つことが運動を安全に実施する一つの基準となります。

e-エクササイズはダイナッミクROMで14000以下,e-ビクスで20000以下を推移しています。e-エクササイズが心臓に対しても大きな負担をかけないプログラムだと示しています。

2つのパートの相乗効果について

連動したプログラムで相乗効果が期待!!

「e-ダイナミックROM」と「e-ビクス」2つのプログラムを連動させることでMETs・血圧・心拍数・DP(ダブルプロダクト)の呼吸循環器系において、安全性と効果を強化しています。

実証されたその運動効果

右図は「e-エクササイズ」の動きを完全にマスターしている40歳前半の方の運動中の呼吸・循環器系の応答を示したものです。
代謝ガス分析(吸った息と吐いた息に含まれている酸素と二酸化炭素の割合)より、運動強度は3METs(安静時の3倍)以下であり、心拍数も120拍/分(約50%HRreserve)以下と低体力者や高齢者にとって安全なレベルに設定されていることがわかりました。
これをエネルギー消費量で考えると、1プログラム(35分間)で体重1kgあたり約1.1kcal、体重50kgの人であれば約55kcal、60kgの人であれば約66kcalになります。
また、血圧については“e-ビクス”において最大血圧(収縮期血圧)が上昇し、全身を使用した有酸素運動によって血液の循環が盛んになっていることがわかります。
一方、最低血圧(拡張期血圧)はプログラム全体を通して大きな上昇が見られず安定しており、抹消血管への負担が小さいことを示しています。
さらに、心臓への負担度を示すダブルプロダクト(心拍数×最大血圧)も、安静時の2倍以下と低値です。
このように、「e-エクササイズ」は安全で効果的な運動となっていることがわかります。

 参考文献

松浦亜紀子の座ったままできる運動療法
メディカルフィットネス e-エクササイズ
株式会社 e-エクササイズ事務局
〒851-0405 長崎市為石町3629
TEL 080-1775-2823
【受付時間】10:00~17:00(土日祝日除く)

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