代表挨拶
人としての尊厳
「e-エクササイズ®」の誕生
健康には継続的な身体活動が欠かせません。
そして「元気に長生きしたい!」という“健康寿命の延伸”はすべての方の願いだと思います。
しかし、私がこれまで運動支援現場で出逢ったのは、高齢で内的疾患・関節障害をかかえ、歩く事さえままならない方、 血糖コントロールや合併症予防のために運動の必要がありながらも生活に運動を取り入れる事が難しい方、 認知症が進行し車椅子や寝たきりで長期療養されている方など、身体機能が低下しているだけではなく複合的に、認知、精神機能も脆弱している方が多くおられました。
「血糖コントロールの為の効果的な運動とは……」
「膝や腰の痛みに配慮するには……」
「寝たきりの方の感情や表情を引き出すには……」
対象者の方と向き合い、動きや意欲、そして効果を引きだす過程は本当に試行錯誤の連続でした。
『より良く生きる』ために必要不可欠な運動要素と疾患や身体状況を考慮しながら反応を観察し少しずつプログラムを整えていた期間は、 私が運動を通して関わる意味と合わせて『生きる意味』そのものを自問自答する期間でもありました。
今振り返ると、あの時の葛藤や、憤り、気付き、そして学びと経験がe-エクササイズ®の誕生につながったのだと思います。
暗中模索していた運動支援中の出来事です。
寝たきりの方の頬に赤味が差し指先がリズムに合わせてかすかに反応したのです!!!
「心が動くと、体も動く!」想いは届くと信じ運動空間を共に楽しむ働きかけが何より大事なのだと教えて頂いた瞬間でした。
あれから何年もの時が過ぎましたがこれまでの取り組みを自己肯定できたあの瞬間は、今でも鮮明に覚えています。
e-エクササイズ®は、「理論とスキルを融合」し「楽しさに乗せて届ける支援」を目指し運動支援現場で参加者の皆さんと共に構築して来た運動プログラムです。
これからも、初心を忘れずに一人でも多くの方々の健康づくりのお手伝いができれば幸いです。
株式会社e-エクササイズ
代表取締役/e-エクササイズ®開発者
松浦亜紀子
代表プロフィール
1967年生まれ 長崎県長崎市在住。
運動と健康に関する多数の資格とキャリアをベースに、
2010年 生活習慣病罹患者、低体力者、高齢者向けに座位のまま無理なく取り組める
身体機能改善プログラム“メディカルフィットネス「e-エクササイズ®」”を開発。自ら支援と指導にあたりながら実際の医療現場に導入を提案。その結果、多くの患者に症状・機能の改善が見られた。
日本体力医学会、日本公衆衛生学会、日本総合健診医学会等でその成果を発表。
2017年 世界に向けてe-エクササイズ®理論の啓蒙と指導者育成のために
株式会社「e-エクササイズ」を設立し、現在に至る。
- 〈所持資格〉
- * (公財)健康体力づくり事業財団認定/健康運動指導士
- * (公財)健康体力づくり事業財団認定/健康運動実践指導者
- * 日本スポーツ精神医学会認定/メンタルヘルス運動指導士
- * 厚生労働省認定/ヘルスケア・リーダー
- * JHCA認定/FCパーソナルトレーナー
- * 健康医学会協会認定/健康支援トレーナー・プラクティショナー
- * 日本ウォーキング協会認定/ウォーキング指導員
- * (公財)日本レクリエーション協会認定/福祉レクリエーションワーカー